ヒアルロン酸とは
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ヒアルロン酸は高い保水性と安全性が注目され、近年では美容整形に用いられたり、化粧品や医薬品、健康食品、サプリメント、医薬部外品の添加物、医薬品の主成分として使われています。化粧品、医薬品では、保水性や粘弾性のみならずその特性が活かされています。
ヒアルロン酸は私たちの体の至るところに存在し、その特性を発揮しています。中でも濃度が高いとされるのは関節と皮膚、目などです。
ヒアルロン酸はゼリー状の物質です。人間のからだはいくつかの細胞が結合し合って、組織や器官を形成しています。
これらの器官を一定の形状に保持するための組織を「結合組織」といい、ヒアルロン酸はその中の構造成分の1つです。関節においては関節液や関節軟骨に多く存在し、潤滑油の働きなど、さまざまな働きをしています。
ヒアルロン酸と保水力
赤ちゃんの肌がみずみずしく張りがあるのは、ヒアルロン酸を多く含んでいるからです。ヒアルロン酸は保水力に優れており、皮膚の潤いを保つ化粧水、スキンクリーム、入浴剤などに使われています。また、洗口液、洗眼液にも含まれています。 ヒアルロン酸の保有量は胎児期が最も多く、成人以降は胎児期の2割ほどまで減るとされています。また、これはヒアルロン酸の代謝が非常に早いことも原因の1つです。 純粋なヒアルロン酸は白色の無定型ですが、これに水を加えたヒアルロン酸の水溶液は、無色透明でにおいはありません。ヒアルロン酸はアミノ酸とウロン酸が交互に規則正しく並び、生体内ではこれがマリ状の糸くずのように巻いてあります。その長さや大きさはさまざまですが、長いものではこの組み合わせが約2万個もつながったものになるそうです。また、粘弾性物質といわれており、非常に高い粘性と弾性があります。ヒアルロン酸の粘度は、濃度や分子量によって異なり、濃度が高く分子量が大きいヒアルロン酸は、ジェルのようにドロっとしています。手についてもべとつかないのが特徴です。
ヒアルロン酸の名前の由来
ヒアルロン酸は、1934年に米国コロンビア大学教授のカールマイヤー博士らによって、牛の目の硝子体から初めて分離されました。牛の眼球の硝子体において、網膜を眼球壁に固定している物質が実はウロン酸を含む多糖類であることを見出したのです。 ギリシャ語のHyaloid(ヒアロイド/硝子体)、この物質がUronic acid(ウロン酸)という物質を多く含むことから、「Hyaluronic acid(ヒアルロン酸)」と名前が付いたそうです。 その後の研究で水分の多いところ(皮膚や関節など)をはじめ、からだの至るところ、また人間以外の動物(ニワトリなど)にも存在していることがわかったのです。